私のパートナー犬・オリオン( トイ・プードル)は、今年4月で目の衰えから競技会を引退しました。今を遡ること10年前、自宅にいたラムダを母親に、朝8時、一人っ子でなかなか陣痛がこないで、一晩中ヤキモキしていた朝の忙しい時間、娘の「ママ、ラムダのお尻から何か出ている」という一言があった瞬間、この世に生まれました。体重120グラム、産湯につけてへその緒を結ぶ、人生初体験、ドキドキしたのをよく今でも覚えています。

1歳までは、お腹の調子が悪く、少しでも食べ過ぎると下痢をしてしまうので、必然的にトレーニングはすべてオモチャを使用することに。その影響もあり、小小型犬には珍しいくらいオモチャに執着する子になりました。

JKC服従訓練競技会のCDⅡ部門で、特にその脚側で注目される出来栄えになったのは、この訓練特徴がなかったら実現しなかったと思います。

オモチャをメインにしたトレーニングは、オリオンに小型犬には珍しい素早い動きと、ハンドラーである私に対する深い集中力をもたらしたように思います。同時に、少しでも興奮すると、ドッグダンスでは減点につながる「吠えやすい、鳴きやすい」という個性も助長させました。その気分の高揚を抑えるために、服従訓練は不可欠でした。