DDCトレーニングとは

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あらゆる犬種に効率的で
有効な
ドッグ・フリースタイルトレーニング

競技会で培った技術力

ドッグ大好きクラブ(略してDDC)は、多くのご利用者様から「わずかな時間のトレーニングで、うちの子変わった! 驚きました!」との声をいただいているスクールです。競技会入賞で実証されたDDCオリジナル・トレーニング方法は、通常の習得速度の数倍の速さで、成果がでます。家庭犬は「トレーニングは不要」という方もいますが、飼い主の意図がキチンと理解できる犬は、より多く「褒められる」ことになり「犬の笑顔」が増えます。犬が心身ともに状態が良くなると、長寿となる傾向があることが科学的にも証明されています。

オリオンが、ジャパンケネルクラブ(JKC)のCDⅡ部門で優勝・会長賞を獲得。
審査員/藤井聡先生からの講評で「この子は素晴らしい!」と評価されました。

会長賞を獲得したときの予選動画。アジリティ競技会にも同日で参加して忙しい1日でした。

中・大型犬より難しい小型犬
トレーニングから生まれた
革新的メソッド

難しい条件の犬でも
独自の方法で成果が

海外のドッグダンスや服従訓練競技会の出場犬種は作業犬種が主体。ですから従来の仕事に似た動きであれば、教えなくてもできるムーブが多く、意欲が強い(人の指示に従いやすい)ということになります。
それに比べ日本の飼育の90%といわれる小型犬は、その身体的特徴「体高が低い」ことが「トレーニングの難しさ」につながっています。
犬の動きは、人がオヤツ・オモチャをもった手で誘導したり、声で指示(コマンド)して行わせます。小型犬は体高が低いため、犬の口とオヤツをもつ人の手が遠く、人の声も聞きにくいということになります。
また、犬の本能の一つ「臭いを嗅ぎたくなる」地面は、小型犬の方が目前にあり、誘惑状況が強いことも影響してきます。アイコンタクト(飼い主の目を犬が見ること)は、犬の集中を取る方法ですが、小型犬はかなり真上を見上げなければなりません。より多くの努力が必要となります。DDCはこの点に着目し、小型犬に特化した、様々な観点から「独自のトレーニング方法」を作り結果を出すことに成功しました。
中・大型犬のムーブもより正確にこの方法で仕上げています。

コラム

Cruftsドッグダンス競技会常勝の
Lucy Creekさんの一言で
自分の考えに自信が持てた

数年前、世界最大の犬イベントCruftsのドッグダンス競技会で常に素晴らしい演技を披露し、何度も優勝経験があるLucy Creekさんに会場でトレーニング論理を聞くことができました。
Lucyさんは、優勝パートナー犬Skiffle以外もビーグルのTeaselでも決勝に出場しています。
このとき「結果の出にくい犬種での練習は、ボーダーコリーのトレーニングのレベルアップに非常に役立っている」という彼女の一言を聞いたとき、非常に嬉しかったです。
というのも、先代犬イングリッシュ・コッカー・スパニエルが亡くなったあとに、ボーダーコリーを迎えようとしたことを辞めて、敢えて愛玩小型犬トイプードルを選択した自分の論理と同じだったからです。
自分の進む道に確信がもてた瞬間でした。

DDCトレーニングとは

※無断転載はご遠慮ください

DDCがトレーニングで重要視していること「犬の集中」

「犬が集中しなかった」という回答は、イベント時のアンケートで一番多いお悩みです。「ハンドラーの指示」に集中していることが、最良の結果になることを、皆さまが熟知している証といえます。当クラブ・DDCでは、シンプルな論理で「犬の集中」を作り、最大限の効果をあげます。家庭犬としてのマナー習得でも、競技会向けの技術力アップでも、この原則は変わりません。個別にカリキュラムを提案し、ご了解をいただいたうえで指導しています。

1

報酬の価値を高める

「食べる」「オモチャで遊ぶ」、、、好きなことの種類が多いほど、好奇心が増し、犬の作業意欲が増します。同じ報酬を与えるにしても、そのシチュエーションやタイミングを工夫することで、「好きの度合いを強めること」も可能です。報酬への執着がふえれば、ハンドラーの指示について真剣に反応するようになります。

集中力アップ
基礎トレ❶

「狩猟本能」を利用して、オヤツやオモチャを「キャッチ」というコマンドで空中捕獲させることで、報酬の価値を高めます。

2

飼い主と絆を結ぶ

犬の先祖といわれる狼は、幼児期に親が教える「ゲーム」を通して兄弟間で狩猟技術を学びます。
この習性があるので、「オモチャをくわえる」「引っ張り合いっこする」ことに、犬は強い意欲を示します。結果、ハンドラーとの「やりとり」から絆を高めることになります。
愛玩犬種は、使役作業する必要がないため、狩猟本能が弱くなっている場合があります。DDCでは「オモチャを好きにするトレーニング」を初期の段階で導入しています。おもちゃになかなか興味を示さない犬も、大好きにすることにほとんど成功しています。

怖い表情ですが、それだけオモチャに固執していることが分かります

集中力アップ
基礎トレ❷

オモチャに興味がない犬でも思わず遊びたくなるものを、個性に合わせてオリジナルで作成することも。

コラム

引っ張りっこできるタグトーイを
好きにさせる重要性

「犬のおもちゃ」は、その用途から「犬が人と離れた場所で遊ぶもの」と「おもちゃの一部を犬がくわえて人と一緒に遊ぶもの」の2種類に分かれます。
後者は、犬の狩猟本能に直結した類似行動で、人と犬の絆をより強固に育てます。下記の例の④が該当します。

世界最大の犬イベントCrufts展のタグトーイ・ショップ

オモチャを目的別に分けると…
  1. 1

    中にフードを詰めて、お留守番など長い時間一人でいるとき、犬が楽しめるもの

  2. 2

    犬から見えない場所にオヤツが隠されていて、宝物さがしができるもの

  3. 3

    ボールのように、犬がくわえた時には、人から離れて遊ぶもの

  4. 4

    犬がタグトーイをくわえ、端を人が持ち、引っ張りっこすることで絆が生まれる。

    タグトーイ

3

学習方法を教える

犬は人の言葉を理解することができません。
言葉のみを使用して、ムーブを教えることができないということです。
特にドッグダンスのように、複雑で多岐のムーブを習得させる場合、あらかじめ犬に学習方法自体を教えておく必要があります。
DDCでは、その方法論と実技を、ハンドラーにレッスンの中で習得していただいています。基礎訓練の公式をハンドラーが知っておけば、その内容を応用して、自分の犬にあった効率的トレーニング方法を、見つけることができるからです。

ルアーリング

オヤツ・オモチャを使って動きを誘導し形成する。家庭犬のしつけで多様されている方法。

ルアーリングの様子を動画を見る▶

ターゲティング

目標物を設定し、それに向けて犬が移動、体の一部・足などを接触させて動きを習得させる。

キャプチャリング

人の指示無しで犬が自発的に行った動作に対して、クリッカーを鳴らして強化していく。
※ルアーリングだけで訓練してきた犬には、まず「自分で考える」思考を教える必要があります。
下記の動作は一例です。「ピンク」の目標物に行くことを導こうとしています。

キャプチャリングの様子を動画を見る▶

4

「お仕事時間」「自由時間」
「その中間点」を認識させる

「集中して動く」「休む」「指示を待つ」など、犬自身が今どういうモードを選択すべきかを知っていることは、犬の緊張度を緩め、不要なストレスから解放されることを意味します。

自由時間

家で自由にしているときも、指示されれば犬が従えるようにしておきましょう。クレートトレーニング(キャリングケースで大人しくする)をして犬のいる範囲を指定することが大事です。犬には本能として「縄張り意識」があり、場所を管理しているのは飼い主であることを認識させることが重要。起こりがちな問題行動を抑制することに大きく関係してきます。

中間点

外出先などでの「休め」のモードは、「マテ」よりリラックスした指示になります。次の指示があるまで「一時停止モード」で、指示があれば、すぐ動ける状態を指します。
また日常生活では、ハンドラーのコマンドに、犬がすぐ従わなければ命の危険がある場合もあります。
(例:リードを誤って離して、犬が道路に飛び出した)

お仕事時間

競技中は、ずっと犬はハンドラーに集中していなければなりません。
緊張し過ぎていても良い結果を生みません。リンク内のメンタル・コントロールは人も犬も大事なことです。

※正式な競技会では犬は首輪以外着用できません。

DDCは犬の気持ちを
ふまえてトレーニングします

犬が指示されたムーブをできる条件/
チェック・ポイント
(優先順に記載)

  • 身体能力があるか?

    犬の体の特徴により、ムーブの得意、不得意に差があります。
    ダックスフンドの二本足歩行→無理にさせると、やる気ダウン。
    健康にも良くない場合が。

  • 理解しているか?

    声のコマンドだけで可能か? 声+ハンドサインありなら実行でくるか?
    AとBのムーブを連続して行う場合、そのつなぎであるZの動きも理解しているか?などチェックする。
    例/オヤツをもって、犬の目線の高さで円を描いて、お回りをさせる→ハンドサインがないと出来ない。

  • 実行する意欲があるか?

    練習で出来ても本番で出来ないケースもあります。犬が自信をもってムーブができるかどうかが重要なポイント。

  • 集中して丁寧に動いているか?

    テンションが高過ぎて、犬の動作が雑過ぎると、ムーブの正確性が失われることも。特にドッグダンスは競技時間が最長4分(FCI規定)となり高い集中力が必要です。

上記をチェックしたうえで、ムーブが出来ない理由を特定してトレーニングします。
できるようになったら、行う環境(自宅だけの練習→公園へ移動)を変更して、ムーブへの犬の理解度が完全であるかどうか確認するのが大事です。
場所に対しての馴致トレーニングは、行動が完成した後に行うのが効果的です。

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